「付き合ってから数か月が経ったのにいきなり連絡が来なくなり、そのまま別れてしまった」
このような曖昧な形で恋愛を終了、いわゆる自然消滅で別れたという経験をした人もいるのではないでしょうか。
とはいえ自然消滅は何ともあいまいな終わり方。
お互いに嫌いになって別れたわけではないケースも多いので、やり方によっては普通に分かれるよりも復縁できる可能性が高いです。
この記事では、「なぜカップルが自然消滅してしまうのか?」といった理由のほか、「どうすれば復縁できるのか?」「復縁でやってはいけないこと」など、自然消滅に関することを紹介していきます。
自然消滅する理由
価値観の違い
どんな別れ方にせよ、破局の原因として「お互いの価値観の違い」というのは多いはずです。
例えば、「休日は家で過ごすか外出するか」「大勢でワイワイ楽しむのが好きか、二人きりが好きか」
これだけでも十分に価値観が違うと言えます。
価値観のズレが小さければ話し合いで修正できる可能性もありますが、特に金銭感覚や子供の育て方など、人生に関わる価値観の場合はなかなかそうもいきません。
このズレが大きければ大きいほど歪みが生じやすくなるうえ、問題が問題なだけに話し合うことすら面倒になり自然消滅に繋がる可能性も大きくなります。
倦怠期
倦怠期(けんたいき)とは、「飽きて嫌になる時期」のこと。
お付き合いが長くなると、恋人に対するトキメキや魅力はどうしても薄れていく傾向があります。
お互いに気があるときは、何か問題が発生しても解決しようと努力するかもしれません。
しかし倦怠期を迎えたカップルの場合…。
例えば喧嘩をした場合は、その壁を乗り越える気力もなくなり、そのまま自然消滅的に別れてしまうことが多々あります。
つまり、「お互いの関係を良くしていこうという努力をしなくなってしまうこと」が倦怠期のカップルではよく見られるケースです。
ほかに好きな人ができた
職場や学校など、外に出れば星の数ほど異性がいます。
いくらパートナーがいたとしても、やはり恋人が持ち合わせていない魅力を持っている人にはどうしても惹かれてしまうこともあるでしょう。
よほどの相手でない限り、恋人がいる状況で別の人とお付き合いするケースは少ないと思いますが、それでも他の人を好きになってしまった場合はなびいてしまうことも十分あり得ます。
しかし、罪悪感から中々別れを言い出せず有耶無耶な感じのまま自然消滅になる、というースが少なくありません。
引っ越しや転勤で遠距離恋愛になってしまった
遠距離恋愛ほど、「恋人関係が長続きしない可能性が高い」ものはないでしょう。
付き合っている最中に転勤や引っ越しで遠距離恋愛になった場合、最初のころは恋人関係を続けられるよう努力します。
しかし、SNSやテレビ電話などの技術がいくら発達したとしても、やはり会いたいときに中々会えないのは辛いもの。
喧嘩をしても簡単には仲直りできないですし、何より体の関係を持てないこともストレスの原因の一つになります。
そして最もあり得るのは、会えないことによる寂しさから「浮気の可能性や、前述のとおり他に好きな人ができてしまう」といった可能性です。
そういうときほど遠距離恋愛であることは都合が良く「まあ連絡しなくてもいいか」という考えからやがて「連絡が面倒くさい」となっていき、そのまま自然消滅になってしまうことが考えられます。
いずれにしても、会えないことがお互いの恋愛感情を徐々に削いでいく傾向は高いと言えるでしょう。
うざい、しつこい
これは自然消滅に限ったお話ではありませんが、別れの原因の一つとして多いのが相手への「しつこい連絡」や「相手への追及」です。
例えば彼が仕事などで忙しいにも関わらず、LINEや電話で「いま何してるの?」「今日会えないかな?」など返信してくれるまで何度も連絡をしてしまう…。
これは相手から、「こっちの都合も考えられない人なんだな」と思われかねない行為です。
また、彼が友達や会社の同僚などと食事や遊びで出かけている最中に、
「何時ごろ帰るの?」「まだ一緒にいるの?」
など、彼がせっかく楽しんでいるのにそれを邪魔するような行為も嫌われてしまう可能性が高いです。
「うざい、面倒くさい」と思われる行為は、破局への第一歩と言っても過言ではありません。
自然消滅する心理3つ
別れ話をするのが面倒くさい
何かしらの理由で恋人と別れたいと思った時、「いろいろと理由を聞かれる」「別れること自体を拒まれる」などあると、その対応に時間やパワーを使います。
これが「別れ話をするのが面倒である」という大きな理由です。
「もう別れるのだから余計な時間を費やしたくない」、と考える人もいるでしょう。
また相手に泣きつかれたり逆にキレられたりすると、それをなだめるためにかなりのパワーを使います。
このような面倒なことが、相手に自然消滅で終わらせたいと思わせてしまう要因の一つですです。
揉めごとを避けたい、周りに迷惑をかけたくない
別れ話をしたときに相手がどうしても納得してくれない場合、あらゆる手段を使って復縁を迫ってくる可能性があります。
例えば友達を使って、「彼女はすご良い子だから別れたら後悔するよ」など裏工作的なことをしてくるケースがありますが、はっきり言って裏工作を頼まれた人からすれば「面倒くさいことに巻き込むな」の一言です。
もちろん「友達のためだから復縁を手伝いたい」という人もいるかもしれませんが、本質としては「本人たちの相性が合うか合わないか」というのが重要です。
また、「そっちだって悪い」「あのときこうしてくれれば良かったのに」など別れる理由を告げたとき、責任転換するように相手を攻めて「もめ事」に発展することもあります。
そのような事態を避けたいがために、自然消滅で関係を終了させたいというケースもあります。
マイナス思考、ネガティブに考えてしまう
ネガティブ志向の人の場合、相手の仕草や言動から「自分に対して冷めている」もしくは、「もう好かれていないのではないか?」と感じられるケースがあります。
これは人にもよりますが、ポジティブな人なら「もっと上手に付き合えるよう頑張ろう」と考えるかもしれません。
しかし、中には前向きに考えられないという人もいることは確かです。
「自分のことをどう思っているか確かめる勇気がない」
「実際に確かめて悪い方向に向かうのが怖い」
このようなマイナス思考というのは相手にも感情が伝わりますし、会話だって当然弾むはずがありません。
むしろ相手自身も「もしかして嫌われている?」と考えてしまう可能性もあり、そうなれば自然と連絡しにくいと考えるようになってしまいます。
その結果自然消滅に繋がりかねないということですが、これは自分に自信がないという方に見られる傾向です。
自然消滅した元カレと復縁する方法3選
冷却期間をつくる
別れた相手とヨリを戻したいなら、まずはお互いに冷静に考えられる時間が必要です。
その理由は、冷却期間を設けることで相手が感じていたあなたへの「感情」をリセットさせることができるからです。
例えば以下のような感情です。
- 相手に対して悪い印象を持つ
- 飽きてきた、興味がなくなる
- 付き合うこと自体面倒になる
期間をあけることで、このような思いや気持ちを和らげたり薄めたりすることができます。
冷静になると「なんであんなに良い子だったのに別れたんだろう?」と思ったり、「色々うるさかったけどそれだけ自分のことを好きでいてくれた」と考えられるようになります。
人というのは勝手なもので、付き合っている時は「うるさい、うざい」と思っていても、いざ自分のことを気にかけてくれる人が居なくなると寂しくなるもの。
よほど性格の完全不一致や価値観が違わない限り、別れてからしばらくすると別れた相手のことが気になる人が多いのも事実です。
ですので、1~長くて半年ほど冷却期間を設けてみてください。
イメージチェンジをする
もし自然消滅してしまったかなと感じた際は、イメージチェンジした姿を見せることをオススメします。
なぜなら、男性というのは恋愛において「視覚」を重視する割合が大きいからです。
例えば相手の男性が大人っぽい女性が好きなら、女性らしい色気のある雰囲気に変えるのは大いに効果的です。
もちろん男性の好みにもよりますので、逆に可愛らしいイメージが好きな人なら、そこに合わせるのも手です。
髪型やメイク、服装など変えられそうなところは変えてしまってください。
そのうえで直接会えるならいいですが、ほとんどの場合は会えないと思います。
そこでSNSを使って知ってもらえそうな場合は、それを十分に活用してください。
ブロックされていないことが前提になりますが、まずはLINEで直接イメチェンした姿を見てもらうのが良いでしょう。
余計なことは言わず、「見て、髪型変えてみたけど似合ってるかな?」程度に、あくまでもシンプルかつ自然に伝えることが大事です。
よほど相手から嫌われてでもいない限り、反応してくれる確率は高いです。
もしLINEで何の反応もなければ、SNSを利用するのも良いでしょう。
大抵のカップルはお互いのSNS(Instagramなど)を知っている可能性が高いと思いますので、そこにイメチェンした姿をアップするのも大いにアリです。
その際、できるだけ明るく楽しげに過ごしている姿を見せる(友達と一緒に映ってるなど)と更に効果的です。
SNSで楽しんでいる姿を見せる
自然消滅から1ヵ月~2か月くらいは彼の方も解放感から好きな生活を送っていると思いますが、別れて数か月から半年も経つと元カノが何しているか気になってくる頃。
そのようなときは、SNSを使って自分の「今」を相手に知ってもらうのは効果的です。
例えば、友達とバーベキューをして楽しんでいる模様や食事・趣味を満喫している様子など、「充実している姿」をSNSにアップするのが良いでしょう。
そうすることで「すごく楽しそうに過ごしているな」と、元カレのほうも気になり始めます。
さらに言えば、大勢で映っている写真の中に男性が含まれているというのも効果はあるでしょう。
自分が知らないところで別の男性と楽しんでいる姿というのは、元カレからすれば間違いなく気になるところで、心をくすぐるスパイス的な役割を果たしてくれます。
ただし、一緒に映っている男性と腕を組んだり引っ付きすぎるている姿というのは、逆に元カレへの「あてつけ」と捉えられる可能性があるのでそこは十分注意してください。
自然消滅の復縁でやってはいけないNG行動
しつこく連絡を取ろうとする
「LINEやメールで連絡しても返信が無い」
「電話をして出てくれない」
自然消滅を狙っての別れの場合、相手がこのような対応をしてくるのは明らかです。
それにもかかわらず、何度もメッセージを送ったり電話をするのは「ご法度」と言ってもいいでしょう。
ここで少し冷静に考えてみてください。
もしあなたが元カレと同じ立場で「もう相手から連絡してもらいたくない」と思った時、同じようにしつこく連絡してきたらどう思いますか?
恐らく、連絡が来れば来るほど不快な気分になってくるでしょう。
連絡をすること自体は悪いことではありません。重要なのは、「タイミングや頻度」です。
これまで述べてきたように、まずは冷却期間を設けてください。
そのうえで元カレの反応を見つつ、その後「連絡をするべきか否か」を判断してください。
重たい内容のメッセージを送る
自然消滅で恋人関係が終了してから間もない時期に「やってはいけないこと」
それはSNSやショートメール(SMS)などで、相手が「重い」と感じるメッセージを送ることです。
元カレからすれば、「距離を置きたい」「面倒だから会いたくない」という気持ちで離れていったはず…。
それにも関わらず、
「なんで会ってくれないの?」「会ってくれないとどうにかなってしまいそう」
といった連絡は、相手にとってみれば「重すぎるだけの迷惑行動」です。
さらに「あなたがいないと死んじゃう」などの相手を困らせてしまうメンヘラ的な言動は、増々あなたから離れたくなるという意識が強まります。
もちろん、「相手からの連絡やアクションなどなにも無い自然消滅」ということですから、納得がいかないことはよく理解できます。
しかし、あなたがいくら納得がいかなくても元カレには全く響きませんので、メンヘラ思考は捨て去るべきです。
相手への暴言や非難
「これをやってしまったら完全終了」という行動が、元カレへの罵倒や暴言などの言葉の暴力です。
自然消滅での別れとはいえ、元カレが離れてしまった理由というのは必ずあるはずです。
その部分を考えもせず、怒りの感情だけで相手に対して電話で暴言を吐いたり、SNSを使って非難するなどもってのほか。
言われた元カレは、二度とあなたの元には戻ってこないでしょう。
理由を告げもせずにフェードアウトしてしまったことは悲しく辛いことですが、ここはグッと堪えて冷静に対処してください。
元カレの自宅や職場にアポなしで訪問する
もしあなたが元カレの自宅や職の場所を知っている場合、絶対にやってはいけないNG行動が「アポなし訪問」です。
前述のとおり自然消滅で別れた(離れていった)心理として、やはり「面倒くさい、相手と揉めたくない」というものが大きな割合を占めます。
もしくは、嫌いでなくても「その時点ではまだ話したくない」と思っているかもしれません。
そのような状況で家や職場に突然来られても、元カレからは歓迎を受けるどころか「ただの迷惑」としか感じてもらえないでしょう。
もちろん別れた理由や復縁を迫りたい気持ちは大いに分かりますが、下手をするとストーカー扱いされ一生嫌われてしまう可能性もありますので、アポなし訪問は絶対にやめてください。
まとめ
自然消滅は他の別れ方と違い、必ずしも「お互い嫌いになっての別れ」というものではありません。
だからこそ、行動次第で復縁できる可能性は高いのです。
記事でお話したとおり、まずは冷却期間をしっかり設けてください。その間は、以下のような考えで行動していくすることをお勧めします。
- 別れた(元カレが離れてしまった)理由を考えてみる
- 元カレと本当に復縁したいのか、しない方がいいのか冷静に考える
- 自分磨きをしておく(習い事や仕事でのスキルアップなど)
- 物事を前向きにとらえていく
- 元カレなしでも人生を楽しむ
大事なことは「自分自身を変えていく」ということです。
前向きに充実した人生を送りたいのであれば、常に自分を磨きつつ仕事も遊びも全力で励んで下さい。そして自分に自信をもって過ごしてください。
自信というのは顔や仕草に現れると言いますが、その姿は元カレには必ず魅力的に映るはずです。
ぜひ自分を高めて、「相手のほうから戻りたい」と思わせる魅力的な人間を目指して頑張ってください。