嫁姑問題とは、お嫁さんとお姑さんの間で起きる衝突のこと。一般的には考え方や価値観のずれ、過干渉、いじめなどによりお嫁がお姑から日常的にストレスを受けているパターンが多いです。
嫁姑問題に苦しんでしまうと、なかなか向けだすことは難しく楽しい生活を送ることができません。
嫁姑問題でお悩みの方は、是非ともこの記事を参考にしてください。
姑と嫁の関係が悪くなる原因
ストレスの無い楽しい家族生活を送るには、姑と嫁の仲が悪くなった原因を見つけて対策をする必要があります。
嫁姑問題の原因にはどのようなものがあるのか、ここで一覧で紹介します。
嫁姑関係が悪くなる原因3パターン
姑との関係が悪くなる原因は主に以下の3パターンが挙げられます。
姑に原因があるケース
姑に原因があり嫁と姑の仲が悪くなるパターンです。嫁姑問題では大抵がこのケースに当てはまり姑が原因となっていることが多くあります。
- 姑の価値観が古い、過去の自分を正としている
- 姑のプライドが高い、あるいは姑がコンプレックスを抱えている
- 姑が子供(息子・娘)離れできておらず過干渉、支配しようとしてくる
- 姑が高齢でボケている、感情優先で話が噛み合わない
- 姑の育った地域的文化の違い、異常な習慣など
- 姑の良識が欠如している(差別、いじめ、無視、モラハラなど)
嫁に原因があるケース
姑ではなく、実は自分自身が嫁姑問題の原因となっているパターンです。以下のような原因が挙げられます。
- 客観的に見て嫁の家事・育児に大きな不備がある
- 嫁が自己中心的すぎる、あるいはネガティブすぎる
- 嫁が人とのコミュニケーションを苦手としている
旦那に原因があるケース
旦那が嫁姑問題の引き金となっているパターンです。主な原因として以下が挙げられます。
- 旦那がマザコン、母親に依存しており精神的に自立できていない(母親にコントロールされている).
このように、姑との関係が悪い原因を分解してみると、実は様々なパターンが出てきます。
まずは自分が抱えている嫁姑問題の原因はどのパターンなのかを客観的に思い返し、主な原因を特定しましょう。
その上で、自分の原因に沿った適切な対策をすることで現状の改善につなげることができるようになります。
嫁姑問題の解決策:姑に原因があるケース
それでは、上記の説明した3パターンのなかでもとりわけ多いとされる「姑に原因があるケース」にしぼってご紹介いたします。
姑の価値観が古い、過去の自分を正としている
まず、姑が自分の過去の育児・家事のやり方が正しいと信じてやまない場合です。
「今は昔とは違って便利な物がたくさんある」「昔は常識だった物が今では間違っている」など説明しても、時代の流れについていけない姑は、新しいものを受け入れられないため何を言っても聞く耳を持ってくれません。
誤った常識を持って子供と接するなどされると、思わぬ事故やトラブルの元になってしまう心配があるのも困りものです。
How to 姑対策
姑の価値観が古い場合、嫁から説得することは非常に難しくなりますので、姑の知る偉い人や親しい人の権威性を借りて、姑の常識をアップデートするのがおすすめです。
権威性とは、自分よりも目上の人や専門性が高い人の言葉を無意識に信じてしまう人間の性質のことです。医者の言葉には説得力があり信じやすいことをイメージするとわかりやすいでしょう。
つまり、姑の信じている人を経由して新しい価値観を植え付ける方法です。
たとえば、姑の好きなテレビ出演者やご意見番を調べて「テレビで〇〇さんがこう言ってたよ」と姑に吹き込みます。このとき、うまい具合に実際の動画も見せることができればより説得力が増します。
他には、姑のかかりつけ医に根回しをして、姑にさりげなく最新の知識を教えてもらうように依頼することもできます。
姑の夫や姑の兄弟姉妹にお願いして新常識を吹き込んでもらうなども有効です。ただしこの場合はこちらの見方になってくれる人を見極める必要がありますので気をつけましょう。
人の権威性を利用する方法は、人の力を借りるためこちらのコミュニケーション力や根回し力が必要となるため少し大変ですが、心理学のテクニックとしても有名で効果のある方法ですのでぜひ活用してみましょう。
姑のプライドが高い、あるいは姑がコンプレックスを抱えている
姑のプライドが高かったり、姑がコンプレックスを抱えているとき、同じ女性である嫁に対してマウンティングをしてきます。
「こんなこともできないの?」と上から目線で嫁をなじってきたり、「あなたは私と違って優秀だからね」と卑屈な嫌味を言ってきたり、上下関係でしか物事を見ることができないタイプです。
How to 姑対策
プライドが高い、あるいはコンプレックスを抱えている姑は承認欲求が強いため、嫁としてはあえて自分を劣勢とする「大人の対応」をした上で、姑をほめるのが基本となります。
姑の上から目線のなじりに対しては「私に至らない点があります」と大人の対応を、下からの卑屈ななじりに対しては「ありがとうございます」とシンプルに反応して聞き流してしまいましょう。
のれんに腕押し、ぬかに釘の状態に自分がなって姑の言葉を受け流し、その上で姑をほめていきます。
姑をほめる際は、姑が特にこだわっている部分を見つけて具体的にほめると効果的です。
たとえば
- 「包丁さばきがとても丁寧でわたしも見習いたいです」
- 「インテリアや飾っているお花のアクセントが素敵ですね」
- 「キッチンの収納アイデアが素晴らしいので私も真似していいですか?」
- 「子供と目線をあわせて話を最後まで聴く姿勢がとても勉強になります」
- 「仕事と家庭を両立するために無駄をなくした効率化がすごいです」
などのようにほめてみましょう。自分がこだわっている部分についてほめられると、人は悪い気がしないものです。違和感ないよう配慮しつつ、継続してほめていきましょう。
あわせて、一般的に以下の相手をほめる「さしすせそ」を覚えておくといろいろな場面で役立ちます。
- さ:さすがです
- し:知りませんでした
- す:素敵ですね、すごいですね
- せ:せっかくなので
- そ:そうなんですね、そうなんですか
相手の良いところを見つけてほめるには、相手の言動を観察することが欠かせません。
姑と会ったら、言動、室内外の環境、コミュニケーションなどを観察して具体的にほめるポイントを見つけていきましょう。
また、ほめるポイント(長所)を見つけ伝える能力は、育児、夫婦生活、仕事でも役立ってきますので、姑を自分のスキルアップに利用すると思えば気持ちも幾分か楽になるでしょう。
姑が子供(息子・娘)離れできておらず過干渉、支配しようとしてくる
姑が子供離れできていない場合、こちらの家庭について必要以上に口出しをして自分のコントロール下におこうとしてきます。
理にかなった内容の話であればまだいいのですが、夫婦の決断を覆そうとしてくることもあり、「自分の子供はまだ自立できていない」と過干渉になってくるため大変厄介です。
How to 姑対策
一番重要なのは、旦那から「僕たち夫婦は自立した大人なので、親として口出しせず僕たちの決断を尊重してほしい」と姑に対して説得してもらうようにすることです。
自分の息子から自立心を示され説得されることで、姑の干渉も少なくなっていくでしょう。
ただし、旦那が妻ではなく姑の味方である場合もあります。
その場合は、姑から自立できていない旨を旦那に自覚させ、精神的に自立してもらう必要があります。
過干渉な親に育てられた子供は今まで親に人生の選択・決断をゆだねていたため、自分の選択に自信がもてず決断力が低くなる傾向にあります。
つまり、旦那は「自分の決断による責任を負うこと」に慣れていないのです。
この状態を改善するために、旦那には何事も即断即決する習慣を身に着けさせるのが有効です。
たとえば、自動販売機で飲み物を選ぶとき、レストランで食事のメニューを選ぶときなど、何かを選ぶ際に10秒ほど(可能であればもっと短く)の短い時間で物事を決断します。
そうすることで、自分で選択する小さな成功体験が積み重なり、自信がもてるようになります。
習慣をつくるには少し長い時間がかかってしまいますが、親から自立した今よりも頼れる旦那になってもらうために、根気強く習慣化していきましょう。
姑が高齢でボケている、感情優先で話が噛み合わない
姑が高齢でボケが始まっている場合、感情だけで会話を進めて話ができないこともあります。
物事を「好き」か「嫌い」かで考え、物事をよく考えずに意見を行ってきたり、決めつけで物事を押し付たり自分勝手な言動をするので困ります。
気分がよくなったり、ヒステリックになったり、落ち込んだりと感情の起伏が激しくなることもあり、一緒に過ごしていると姑に振り回されて大きなストレスになる問題です。
How to 姑対策
姑の話を「聴き、共感する」、姑から「過去の話を引き出す」、姑の言葉を「重く受け止めない」ことが基本となります。
まず、姑が高齢の場合、周りの友人が少しずつ減り、姑の旦那との会話も減り、人と触れる機会が減って孤独を感じやすくなります。
自分の考えや意見を話せる相手がいなくなってしまうことで、会話やストレスのはけ口が自然と息子の嫁に向いてしまうのです。
ですから、嫁としてはただシンプルに姑の話を聴くことに徹しましょう。そして、「そうなんですね」「大変でしたね」と姑の話に共感しましょう。
このとき重要なのは、嫁側から意見やアドバイスを決してしないことです。
自分の話が否定されず、聞いてもらえる、受け入れてもらえるだけで姑は満足し、気分がよくなってくれるようになります。
加えて、姑の過去についても質問し、話を引き出して話のネタを増やしてみます。過去の話と言っても、重いものではなく、軽い話題について質問し掘り下げていきます。
- 「今はスマホがあって便利ですけど、姑さんの青春時代はどうやって出会いを見つけていたんですか?」
- 「料理の味付けがいつも美味しいんですが、どうやって勉強なさったんですか?」
- 「●●さん(姑の息子、嫁の旦那)は小さい頃から■■が得意だったんですか?」
など、姑の子供(嫁の旦那)について質問するのも有効です。
自分の得意分野について話せると人は楽しくなるものなので、姑の満足感も高まるでしょう。
ただし、デリケートな話題はこちらに飛び火して自分のストレスになる場合もありますので避けるのが無難です。
姑の育った地域的文化の違い、異常な習慣など
姑・旦那の実家に地域的な古い風習がある場合、姑と嫁の常識が大きくずれているため、お互いが違和感を感じて受け入れられないこともあります。
「昔からの伝統だから」と今では考えられない生活や家事や子育ての習慣を押し付けられるため嫁として大きなストレスになってしまいます。
How to 姑対策
こちらが旦那の実家へ帰省した場合は「郷に入れば郷に従え」の言葉のとおり、相手の習慣を否定せずにまず受け入れ順応することが基本となります。
イメージとしては、海外旅行へ行ったときに異国の文化を否定せず自分が慣れていくようなものです。
嫁として受け入れがたい伝統や習慣でも、その家や地域の大切なものとして続けられているのであれば尊重する考えも大切です。
姑がこちら夫婦の家に遊びに来る場合も、基本的には姑の文化や常識感を否定せず受け入れてあげましょう。
ただし、姑と同居する場合は話が変わります。
姑と旦那には地域の習慣が染み付いていますから、人数比からも旦那の実家地域の習慣がわが家に根付きやすくなります。
旦那に「姑が地元の習慣を無理に押し付けてくる」と悩みを相談しても、旦那はもともと染み付いている常識があるため深く考えてくれないこともあるでしょう。
その場合は、自分(嫁)の母に相談の上たまに来てもらい、姑と旦那を交えて家について意見交換すると話を進めやすくなります。
もしどうしても姑が自分の文化を譲らず押し付けてくるようなら、「二世帯住宅」に住んだり「別居」の形をとるなども選択肢としてあります。
姑との同居でのトラブルは悩む人も多く改善が難しいケースもありますので、旦那はもとより弁護士や専門家に相談してアドバイスをもらうことも検討しておきましょう。
姑の良識が欠如している(差別、いじめ、無視、モラハラなど)
姑に良識がなく利己的な場合、全力で嫁いびりをしてくることもあります。
言葉による日常生活でのいじめ、嫁を完全無視する精神攻撃、嫁やその子供を息子や親戚兄弟の家族と比較して差別をするなど陰湿な攻撃をしてくる場合も。
早急に解決しないと、こちらが消耗してうつ病の発症や家庭崩壊につながってしまいます。
How to 姑対策
ありません。いじめ、差別、モラハラなど、自分本意で良識がない姑からは物理的に距離をとり関係を薄くしていくことが基本になります。
理不尽な人は変わりません。変えることもできません。ヒーローが突然現れて姑の意識を変えてくれることもありません。すぐ離れて距離をとりましょう。
姑が実家からよく来る場合は実家から遠い地域に住む。姑が同居しているなら子供を連れて別居するのも一つの手です。
そんなの無理だと思う前に、旦那にも悩みを打ち明け相談し、姑から離れるあるいは姑を離すにはどうすれば実現できるかを考えていきましょう。
姑の影響で自分が振り回されるのはシャクですが、姑のために自分の心身の健康と家庭を崩されるよりはマシなはずです。
またこの場合、姑に自分の仕事内容や会社名、関係者、友人などを詳しく教えないようにしましょう。姑に良識がない場合、会社や友人への迷惑行為をする可能性もありうるためです。
もちろん、自分の子供(姑にとっての孫)も姑に預けたりせず、連絡先も教えず距離を取りましょう。
自分の子供に「お前のお母さんは悪いやつだ」と変なことを吹き込まれたりすると、子供の精神衛生上悪影響が出てしまいます。
「旦那のお母さまだから大切にしなくては」という気持ちももちろん普通の姑であれば大切ですが、「普通でない人」が相手の場合は常識が通用しません。
旦那の姑を大切にするか、今の家族・家庭を大切にするか、ドライに捉えて姑との関係を薄くすることも結婚生活においては重要になります。
まとめ
これらのことを踏まえお姑さんへの対策をしてもどうにもならいという場合は、試しに電話占いを活用してみることをおすすめします。
お金を払うことなくお試しできるので、全て吐き出してみてください。
ストレスのない日々は、あなたの1つ1つの行動で実現することができるはずです。何もせず考えているだけでは状況はかわりません。
現状を変えたいと本気で考えているなら、この機会にぜひ試してみてください。