かつては「お見合い」という制度が大半を占めていた日本人の結婚観。
今は自由恋愛という形での結婚も増えていますが、周囲が結婚していくと焦ってしまうものです。
結婚についてのお悩みと独身と既婚者との間での友人関係に悩む方からのご相談です。
【相談】人間関係に疲れて婚期を逃してしまいますか？
■相談者：兵庫県 A子さん(34歳 女性)
■鑑定士：天開先生
最近友人付き合いに疲れてしまいます。私は独身で高校からの仲の良い友人が４人いて４人とも結婚しています。
半年に一度程度タイミングが合う同士で会うことがあるのですが、最近は結婚生活の話が多く私は気にせずに話を聞けているのですが、友人の間で「独身の前でこういう話はまずいんじゃない？」という空気になって気をつかわれてしまいます。
独身でうらやましいという話に毎回落ち着くのですが、年齢を重ねていくうちに仲の良かった友人との付き合いに疲れていることに気づきました。結婚できない人だと思われているんじゃないかと気にすることが増えてしまい友人関係を見直した方がいいのかどうか考えてしまいます。
私自身結婚願望はあるとは思っているのですが、周りが次々に結婚していく姿を見てなぜか自信を無くしてしまっているのかもしれません。友人は誰か紹介すると伝えてはくれるのですが頼ってもいいものなのかと思ってしまいます。
誰かに頼るよりも人付き合いに疲れることを避ける方を選んでいたら婚期を逃してしまうでしょうか？
【回答】心を開けば相手も心を開いてくれる
| 名前 | 天開（てんかい） |
| 鑑定歴 | 28年 |
| 得意な占術 | 霊感・霊視、西洋占星術、九星気学、タロット、手相、姓名判断 |
| 得意な相談 | 相手の気持ち、複雑な恋愛、転職、結婚、離婚、人間関係 |
物心ついたころから強い霊感を持っていたことに気づいていたが、大学進学、就職と一般的なルートを辿る。３０代を目前となったときに突如高熱が一か月続き、夢の中で「自身の力を社会に役立てなさい」というメッセージを感じ取り、占い師に転職。霊感・霊視の力で特に人の気持ちを見ることができたが、霊力の支えのために東洋・西洋の占術を学び現在に至る。
的中率が高いと口コミ評価が高く、現在は主に企業の相談に乗ることが多いが、占いは社会的貢献に付与できると様々な分野でボランティアで占いを行ってもいる。
占い師として活動している「天開」です。よろしくお願いします。
人は生きていくうえで自分だけでなく他人と関わっていくもの、という前提でお話しします。
恋愛のことだけでなく人間関係全般において疲れてしまっているようですね。少し考えることが多いのかもしれません。考えすぎ、という傾向が見受けられますのでもう少し楽になってもいいのではないでしょうか。
お悩みに関してですが、最も大きなお悩みが結婚についてということですね。そして結婚に向けてできれば人に頼りたくない、自分自身で切り開いていきたいということでしょうか。
結婚という人生の大きな選択に向けて私からアドバイスを送ります。
考えることが多い人にとっての結婚へのアドバイス
似たもの同士が集まる、という言葉ありますが独身の人は独身同士、既婚者の方は既婚者同士での会話の方が気が合うということはよくあります。共通の話題が多いほうが話もはずみますし、また気兼ねなくいろいろと話せるという理由もありますね。
高校の友人は一生の友人、という言葉もあるように長い月日が経っても交流されている時点でとても大切なご友人だと思います。ただ、独身のＡ子さんの前で気を使われているのではないかと感じることが多いということはＡ子さん自身がご友人たちに気を使われているということになりますね。
友人関係で悩んでいることに対して簡潔なアドバイスとしては
「ここまでは話す」という線引きを決める
ということです。なんでも話せるというのが友人だ、という人もいれば、一緒にいる時間が多いという理由で友人と位置付けている人もいるでしょう。友人の定義、恋人の定義は人それぞれですが、友人関係も子供から大人になるにつれて同じものではなくなってきます。
子供のころは周りの人も共通部分が多く、クラスの中でこの人となら気が合いそうという風に友人をたくさん作るものですが、大人になって友人関係を改めて築く機会が子供のころに比べて少ないのは共通する部分がわかりにくい点にあります。
自分はこういう人間だ、こういうことに興味がある、そういうことを話していかないと相手も自分自身をどういう人かわからないままただの知人という関係で終わってしまうでしょう。
高校からの友人ということで、Ａ子さんがどういう人なのかは４人のご友人たちはある程度分かっていると思います。ただ年月を重ねて今のＡ子さんがどう思っているのかわからず気をつかっているかもしれないというのは、Ａ子さん自身が今のご自分の状況をあまりご友人たちに話されてないからではないでしょうか。
結婚している人たち、結婚していない自分という境界を気づかず内に作っていることが悩みを生む原因になります。
「ここまでは話す」ということを決めてコミュニケーションを取っていけば、Ａ子さんにとって疲れにくい人間関係を築けますので大切なご友人との関係をもっと楽に考えてみてはいかがでしょう。それなりに関わればそれなりに、ちゃんと関わればちゃんと、そういったことが高校からの友人関係にはあります。
結婚というものは縁あってのものです。共通の友人という縁はかなり強い結びつきになりますのでＡ子さんが結婚を本気で考えているのであれば４人の友人の誰かに「誰かいい人いない？」と頼ってみるのもいいでしょう。
まだＡ子さん自身、結婚よりも別のこと、仕事の方に目が向いているようなので気持ちが落ち着かない時間が増えているのかと思います。つまり、まだ結婚に対しては本気にならなくてもいいと判断されているのかもしれませんのでもう少しだけ結婚に意識を向けるのもいいかもしれません。良縁はわかりやすく訪れる場合とは限りませんので、気になる人がいたら意識することを心がけてください。
そうすることでＡ子さん自身を意識している人のことがすぐにわかります。「実は私も気になっていた」という場面が見えます。友人関係・人間関係の疲れで、大切な恋のチャンスを逃さないよう、気になる人が今後も現れますのでその時にはしっかりと相手を意識してくださいね。
相手や自分の気持ちを深く知る方法
「相手の気持ち」を知っていくことで円滑に人間関係、恋愛関係、夫婦関係を進めていくことができます。そして自分自身の気持ちを知ることも同じように大切なことです。
「自分の本当の気持ちは？」「相手は何を考えてるんだろう」
自分の本当の気持ちがわからないということはよくあります。また生きていくうえで理解しにくい、理解できない相手の気持ちに遭遇することも多々あるでしょう。その上、相手も感情的になっている状況でこちらも感情的になっていたら本当の気持ちが隠されてしまい、対人関係においての衝突や障害になります。
相手の気持ちをどうやって読み取っていけばいいのかわからないし、どう伝えていけばわからないというお悩みは昨今増えており、なおかつ自分自身の本当に求めているもの、自分の気持ちがわからないという人もいろいろな情報が目に入ってくる情報化社会の中で同じように増えています。
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